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遊ぶビジコンをテーマにビーチでビジコンを主催する大学2年生「吉田志織」にインタビュー

インタビュー

ビーチでビジコンを開催し、ビジネスに興味を持ってほしい

⸻自己紹介をお願いします。

早稲田大学2年の吉田 志織(よしだ しおり)と申します。大学では基幹理工学部に所属していて、主にプログラミングやAIを学んでいます。大学外では学生団体を1年前に立ち上げ、運営を行っています。団体では”ビーチでビジコン”と題し、”遊ぶビジコン”をテーマにビジネスコンテストを主催しています。

⸻ビジネスコンテストを始めたきっかけを教えて下さい。

高校時代に自分がビジコンに参加し、最優秀賞を取った体験から、一気に起業やビジネスの立ち上げに興味を持ちました。

たった1回のビジコンをきっかけに、多くのビジネス方面の活動に参加できたり、人生の選択肢の幅を広げられました。この経験をもっと多くの学生の方に提供したいと思い、ビジコンを主催しています。

⸻ビジネスコンテストと云えばホールなどに集まって開催するイメージがあると思うのですが、ビーチという場所に注目した理由を教えて下さい。

学生団体として「学生時代に起業という選択肢を当たり前にする」ということを掲げており、独自性を出すために「遊ぶビジコン」を構想しました。”ビーチで”というワードによって「楽しそう」「内容は分からないけど少し見に行ってみようかな」と思ってもらいやすくなると考えています。

気軽に参加できたり、敷居が低く楽しそうなビジネスコンテストだと、起業を志す方はもちろんのこと、ビジネスにあまり興味がない方でも、ビジネスとの接点が増え、ビジネスの堅いイメージから脱却できると思い、”ビーチ”という場所を選定しました。

このビジコンをきっかけに起業を人生の選択肢に入れてくれる方が増えてくれるといいなと思っています。

⸻ビジネスコンテストを主催する立場に回ることによって得られた知識や経験を教えて下さい。

現在3回ほどビジコンを開催しているのですが初回は他のビジコンと似通った、ただの学生が主催しているビジコンでした。結論から言うと参加者は少なく、成功したとは言い難かったです。

2回目以降は、如何に他のビジコンと”差別化するか”が最重要課題でした。新規事業の立ち上げや起業にも通ずることになりますが、なぜ他社では無く自分の製品を選ぶのかを第一に考え、より他社と比較してインパクトが強く、尖ったものを作り出す必要があることを学びました。

ロボット技術に憧れ、大学では基幹理工学を専攻

⸻大学では基幹理工学を専攻しているということですが、基幹理工学を専攻した理由を教えて下さい。

米国に住んでいた時にロボットクラブに参加した経験があります。ロボットの設計や組み立てを基本に、プログラミング技術を同時並行で学びながら、参加している内に漠然とロボット技術に憧れを持ちました。

この体験をもっと応用したいと思い、基幹理工学部を志望しました。現在は基幹理工学の中でも人工知能やデータサイエンス寄りの学科を専攻しており、ビジネス方面ではアプリケーション開発にも応用できる分野だと思います。

⸻大学へ進学しなくても学べる時代になってきていますが、大学でしか学べない知識やスキルがあれば教えて下さい。

確かにこの時代だと、ネット上で海外の大学の講義などを受けたりすることも可能なので、昔よりは進学するメリットは少なくなってきている状況です。

理系であれば、実験が可能であるということは最大のポイントで、実験器具や環境、またそれに応じた知識の提供が確約されているため、まだまだ自宅やネット上では身につけることのできない、経験やスキルは存在しているように思えます。

⸻大学卒業後の進路を教えて下さい。

構想段階ですが、大学や活動で知り合った方と共に起業し、法人化したいという目標はあります。またエンタメ業界にも興味があり、まだ世界に出ていないようなエンタメを作り出し、世の中に展開していきたいという夢も同時に進行していきたいです。

今後はIB試験に挑む学生をサポートする事業を開始予定

⸻今後の展望や構想中の事業などがありましたら教えてください。

自分は大学入学以前に、”国際バカロレアプログラム”という教育プログラムを受講し、IB資格(国際バカロレア資格)を取得しました。

国際バカロレアプログラムはスイス発の国際的な教育カリキュラムのことで海外の大学を志望する学生が、日本の共通テストのような感覚で受講し、試験を突破するとIB資格を取得できるシステムです。

日本でも徐々に浸透してきていたり、導入する学校も増えてきているプログラムですが、世界的に見ると、まだまだ日本人全体の認知度や理解度は低い状況です。そこで自分がIBを卒業した経験を活かし、IB試験に挑む学生さんやその親御さんをサポートする事業を開始する予定です。

——活動している上で心がけていることがありましたら教えて下さい

関わっていただいている方には、できるだけ楽しいと思っていただけるように、話し方であったり話題などに意識を向けています。こういったことはビジコンのテーマにも繋がっているなと感じています。

⸻記事を読んでくださった方に伝えておきたいことはありますか?

これは自分もいつも念頭に置いていることですが、若い時にした努力と社会人になった時にする努力では、若い時にした努力の方が圧倒的に見返りが大きいと感じます。時間に余裕がある若い時こそ人一倍行動して努力することが人生において重要であると思います。

Koki

中学3年生・15歳。
SaaSを活用したサウナ業界向けのサービスを作っています。

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