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イベント「こどもばんぱく」を主催した高3「中井けんと」にインタビュー

インタビュー

いじめがきっかけで、こどもばんぱくを主催

⸻こどもばんぱくというイベントを開催しているそうですが、はじめたきっかけを教えて下さい。

元々小学校5年生のときに、いじめにあって、不登校になりました。いじめにあって苦しいな、悲しいなっていう気持ちをこのままずっと1人で抱え続けてもしょうがないと思い、絵本を制作してワークショップイベントで、販売したことがあります。

ワークショップに来たお客さんから「いいね。」「面白いね、買ってみるよ。」と言ってもらったことにより、自分の中にあるモヤモヤした気持ちとか、いじめってつらかったなっていう感情が表現によって誰かに認められたような気がしました。

表現というのは、もしかしたら自分の気持ちを暴露する、そういったツールなのかもしれないと考えました。

僕をいじめていたクラスメートたちを思い出してみると、例えば、自分の塾に行く時間が多すぎて、遊ぶ時間がなかったり、絵を描いても自分の目の前で親にプレゼントしても、破られてしまったりなどのストレスで、いじめという方法でしか表現ができなかったんだと思いました。

彼らが自分のやりたいように表現できる場所があれば、いじめは起こらなかったのではないかと考え、自分たちが好きなように表現できる、こどもばんぱくというイベント主催しました。

人づてで集客し、メディアの取材を受けるまでに

⸻こどもばんぱくを開催したのは、いつですか?

はじめて開催したのは、中学2年生の8月です。中学2年生から高校1年生までは、毎年夏に開催していました。高校1年のときに一度やめるっていう宣言をしましたが、今年(2022年)だけは復活させようと思い、4回目を開催することにしました。

⸻こどもばんぱくでは、どのようにして集客したのですか?

SNSで「こどもばんぱくというイベントをやりますよ。」というように発信しました。仲間の人たちがイベントのこと発信してくれ、SNS系で広がっていきました。最初は人づてでしたが、最終的には、メディアの人なども取材に来ていただけるようになりました。

⸻こどもばんぱくは、中井さんを中心にして、色々な人と協力して作り上げていくものですか?

あくまでも僕は、この指とまれという感じで、発案しただけです。例えば、ホームページは子どもたちが作ってくださいました。今年はいませんが、過去3回には子ども運営といって、ホームページを作ってくれる中学生の男の子や、集客を一緒に考えてくれるようなスタッフがいて、そういった人たちに沢山助けていただきました。

今後は、こどもばんぱく以外で子どもと関わりたい

⸻今後も、こどもばんぱくなどの子ども向けイベントを開催したいという思いはありますか?

こどもばんぱく自体は、今回で終わろうかなと思っています。ただ、こどもばんぱくなどの色々なイベントを通して、僕自身が子供と関わるようなことが好きなことに気が付いたので、また別の形で行えたらいいなと考えています。

⸻高校卒業後の進路が決まっていれば教えてください。

僕は今現在、N高等学校という通信制高校に通っており、高校卒業後は教員免許が取れるような通信制大学に通おうと思っています。そして将来も、子どもたちと教育という形で関わるような、お仕事ができたらいいなと考えています。

⸻これから、やっていきたいことはありますか?

僕は人と人が出会って新しい価値が生まれることが、イベントの魅力だと思っています。そういった場を大学生や社会人になっても、沢山つくっていけたらと考えています。

⸻この記事を読んだ方に、伝えたいことはありますか?

8月23日に、福岡にある高宮アミカスホールというところで、10時半から17時までプチこどもばんぱくと、映画「こどもばんぱく」の上映会をあわせて開催します。

福岡に住んでいらっしゃったりとか、あと県外でもイベントに興味があるよっていう方は、僕のSNSを見てくださると嬉しいです。

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